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機械式グランドセイコーの復活

1969年に起こった「クォーツショック」

これにより機械式グランドセイコーの需要が衰退していきました

しかし、90年代に入ると機械式時計の復活を望む声が増えたことにより、グランドセイコーも再び動き始めることになりました

 

SBGR001

sbgr001 正面 横

COSC(スイス公認クロノメーター検査協会)

精度が日差-4秒~+6秒の範囲に収められたムーブメントにのみ与えられる、厳しい検査基準になりますがグランドセイコーの規格はそれを上回る「新GS規格」というものがあります

その規格をクリアしたムーブメントが完成したのが1998年

こちらのキャリバー9S55になります

sbgr001 文字盤アップ

静的精度は-3秒~+5秒

3つの温度差・6つの姿勢差で、17日間に渡る検定に合格したムーブメントになります

 

鏡面仕上げ

sbgr001 リューズ

sbgr001 側面

ザラツ研磨が施されたサイドケースは、歪みのないエッジの立った鏡面仕上げとなり、限られた職人にしかできない特殊技術になっています

sbgr001 ブレス

sbgr001 バックル

ヘアラインと鏡面仕上げが綺麗に施され、バックルにはGSの文字が確認できます

sbgr001 裏蓋

裏蓋には獅子の紋章が入れられ、GSのシンボルになっています

元々は、クロノメーターと関係して装飾されていましたが、独自検定での出荷ができなくなったためその表記もなくなりましたが、後に象徴として登場しています

 

付属品

sbgr001 本体と箱

sbgr001 歩度証明書

付属品には歩度証明書がつけられていますので、どのような状態で出荷されたのかが確認でき、どの項目もGS規格をクリアしているのが分かります

このような厳しい規格を設けるのも、グランドセイコーが「正確」であることを指し示す指標になっているのだと思います

 

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sbgr001 正面 斜め

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