長い歴史を持ち、ある部分の名前をブランド名としたオメガ
数あるモデルの中で、今回はシーマスター・プラネットオーシャンを買取しましたのでご紹介します

目次

オメガとは

1848年に「ルイ・ブラン」がスイスのラ・ショー・ド・フォンに工房をひらいたのがその始まりで、当初はオメガではなく創業者の名前を使った会社名でした

1894年になると革新的なムーヴメントを開発し、その完成度の高さからキャリバーの名を究極を意味する「Ω」オメガと名付けます

1903年になると高品質・革新性・変わらぬ価値ということから、ブランド名をオメガと変更しました

 

シーマスター

オメガ 2210.51 横

オメガ・シーマスター プラネットオーシャン コーアクシャル クロノメーター クロノグラフ
Ref.2210-51

シーマスターの登場は1948年ですので、1957年に発売されたスピードマスターよりも歴史が深い事が分かります

 

エスケープバルブ

ダイバーが使用することを想定されているため防水性能は600mとなっていて、10時位置には飽和潜水に必要なヘリウムガス・エスケープバルブが装着されています

酸素の大半を占める窒素は体に取り込まれることで中毒を起こしてしまうため、深海作業を行う時は居住空間をヘリウムと酸素に変えることで防ぐ事ができますが、時計にはこのヘリウムが厄介な存在

非常に小さな分子であるヘリウムは、僅かな隙間から高圧状態で時計の内部に侵入し、上昇するにつれ膨張し内部からものすごい圧力がかかるため、ガラスが吹き飛んでしまうことがあります

 

そこで、このエスケープバルブを使用することでヘリウムを逃がし、時計の破損を防ぐ必要があります

こちらのタイプは手動で操作しなければいけませんが、ロレックスのシードゥエラーは圧力差を感知すると自動で作動するものが装着されています

 

コーアクシャル脱進機

オメガ 2210.51 正面

12時位置の文字盤に「CO-AXIAL」と表記されていますが、これはコーアクシャル脱進機を搭載しているモデルであることを表しています

脱進機とは、時計の機械式時計の心臓部であり、ゼンマイがほどける力によって廻るガンギ車と、振り子やテンプに連動して往復運動による規則正しい振動でガンギ車の歯を受け止め、一つずつ進めるアンクルで構成されています

 

コーアクシャル機構は、同軸のガンギ車と特殊形状のアンクルを用いることで摩擦を抑え、機械式時計には不可欠な潤滑油の使用を減少させたことで、通常のオーバーホールの期間の約2倍長く使用しても問題がない画期的な発明です

しかし当初は量産化できるかどうかが焦点でしたが、時計技師ジョージ・ダニエルズとオメガが力を合わせることで解決されました

 

仕様

オメガ 2210.51 バックル

バックルはプッシュ式で脱着が容易なタイプ

スレキズがありますが磨けば取れる浅いキズのため、査定には大きな影響はありませんので、長年使用されたものでもきっちり値付けいたします

オメガ 2210.51 裏蓋

裏蓋にはおなじみのシーホースがレリーフされ、600m防水が確認できる表記がありますが、定期的にオーバーホールがなされていない個体については、パッキンの劣化に伴い防水性は失われますので注意が必要です

オメガ 2210.51 裏蓋-2

 

クロノメーター

このプラネットオーシャンは、2005年に発売されたオメガの本格的ダイバーウォッチで、スイス公認クロノメーター検査協会の認定を受けています

15日もの間、様々な検査が行われ日差-4秒~+6秒を達成して初めて認定されます

 

その後オメガは、スイス連邦計量・認定局(METAS)のさらに厳しい基準に合格したことを示す、マスタークロノメーター仕様のプラネットオーシャンの開発に成功

その基準の一つに、15,000ガウスもの磁場に触れた事を想定するなど、非常に過酷な設定をクリアしなければならないものとなっています

因みにロレックスのミルガウスは、1,000ガウスに耐えられる設計になっています

 

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