2004年に登場しました、回転ベゼルを持つデイトジャスト Ref.116261 ターノグラフを買取させていただきましたのでご紹介いたします
目次
TURN-O-GRAPH
1953年に製造され、1954年にバーゼル・フェアで発表された初代ターノグラフRef.6202
デザインが似ていることからサブマリーナーの元と言われていますが、同時に初代サブマリーナーやエクスプローラーが発売されていることを考えると、オリジナルであると言えるのではないでしょうか
また欧州でターノグラフと呼ばれていたのは、回転ベゼルを搭載したデイトジャストであるサンダーバードになります
サンダーバードの由来は、1956年に米空軍公式アクロバットチーム「※サンダーバーズ」が、チーム所属のエリート・パイロットであるドン・フェリス大佐にその功績を讃えて送った時計で、その裏蓋には「Don FERRIS The Thunderbirds」と刻印されています
※サンダーバードとは雷鳥のことではなく、先住民族の伝説である「巨大な鳥」の事を指し、名称自体は一般公募により決められたとの事
今回の買取品はサンダーバードの型番が6桁になったもので、ベゼルが回転し0に戻ることからターンO(オー)が名前の由来と言われ、文字盤にはその刻印が施されています
仕様
ダイバーズ仕様ではないため、ベゼルは両方向回転ベゼルが取り付けられ、瞬時に目的の場所に廻すことができるため、コインパーキングなどで車の駐車時間を計れるなど日常生活において活躍してくれます
堅牢なステンレススチールにピンクゴールドが合わされ、1933年にロレックスが商標登録した「ロレゾール」と呼ばれるコンビモデル
スペルは「ROLESOR]になり、ROLEX+S(ステンレス)+OR(フランス語でゴールドの意味)というのが通説で、ロレックスを象徴する仕様になっています
こちらは3列のオイスターブレスですが、5列ベルトのジュビリー仕様も発売され、ゴールドの組み合わせも
・ステンレススチール×イエローゴールド Ref.116263
・ステンレススチール×ホワイトゴールド Ref.116264
・ステンレススチール×ピンクゴールド Ref.116261
が登場しているため、使用環境に合わせたモデルを選ぶことが可能でした
なお、Ref.116264はベゼルのみゴールドを使用し、ブレスはオールステンレス仕様になっています
夜光塗料は「ルミノバ」を使用しており、発光は約4時間で発色はグリーンになっていますが、夜光の面積が小さいため視認性は高くは確保されていません
ムーブメントには、サブマリーナー・シードゥエラー・デイトジャスト・ヨットマスターなどに搭載されているキャリバー3135が搭載され、高い精度が保たれています
116261 詳細
メーカー | ロレックス |
モデル | ターノグラフ |
リファレンス | 116261 |
文字盤 | ブラック |
ケースサイズ | 36ミリ |
素材 | ステンレススチール×ピンクゴールド |
防水 | 100m |
ムーブメント | キャリバー 3135 |
振動数 | 28,800 |
パワーリザーブ | 48時間 |
機能 | 回転ベゼル |
参考価格 |
日本限定
2011年には日本限定として、Ref.116263の秒針・ターノグラフ表記・カレンダーの数字がロレックスのアイコンカラーであるグリーンになったものが黒文字盤と白文字盤の2種類が発売されました
各300本づつという少数生産のため、流通価格は通常のものと比べて高く取引されています
ターノグラフ
2004年の発売から9年が経った2013年に生産終了になりましたが、ホワイト・ピンク・イエローとバリエーションがあり、3列・5列ベルトの違いもありますので使用環境や好みに合わせたチョイスが出来るのがターノグラフですね
生産が終了しているため新たな個体は生産されませんので、高い価格が維持されているモデルでもあります
こちらも保証書・コマ・箱などが査定に大きく響きますので、大切に保管されることをお勧めします