プロフェッショナルの探検家向けに開発された、エクスプローラーⅠRef.214270を買取させていただきましたので機能・仕様をご紹介いたします
目次
EXPLORER
1953年に開発されたエクスプローラーは、数十年の時を経た現在でも幅広く愛用され、1990年代に有名芸能人がRef.14270を着用したことでも広く知られることになり、プレミア価格で取引されました
2001年になるとRef.114270にモデルチェンジされ生産は終了してしまいます
114270は偽造品対策が施されたモデルで、ガラスの6時位置に王冠の「透かし」が入れられていて、斜めから見ると確認できますが小さく見にくいため最初は馴れが必要になります
また、ケースとブレスをつなぐフラッシュフィットは分離型から一体型へと強化
夜光は自然発光であるトリチウムから、蓄光型のルミノバに変更され視認性のアップにつながっています
Ref.214270へと
2010年になると大幅なモデルチェンジが行われた214270が登場し、サイズ・表記・機能性・耐久性が向上した仕上がりになっています
ケースサイズは36mmから39mmへと3mm大型化
表記に関しては12時側にあった「EXPLORER]が6時位置へと変更
インデックスの「3・6・9」はホワイトゴールド製のメタルがむき出しの状態になり、Ref.14270の初期にみられたレアモデル「ブラックアウト」仕様になっています
使いやすさ
「オイスターロック フォールディングクラスプ」が採用されることで、不意の落下に備えることができ、装着感・見た目ともに強化されています
オイスタークラスプには「イージーリンク」と呼ばれる、ロレックスが特許を取得したエクステンション機能が付き、特殊な工具を使うことなく約5ミリの範囲で容易に調節が可能
半コマ分クラスプから解放することで延長、収納することで元に戻すことができ、且つクラスプ内に収められるので外観にも影響を与えない画期的なシステムが搭載されています
青色発光
夜光塗料は、ルミノバからクロマライトへと変更され発色は緑から青へ
発光時間は約4時間から2倍の約8時間へと大きく伸びました
耐久性
振動子には「ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ」が使われ、耐磁性や気温の変化に優れ、耐衝撃性は通常のものよりも10倍の性能を誇ります
この振動子はロレックスが特許を取得し耐衝撃性を50%アップさせた「パラフレックス ショック・アブソーバー」の間に、高さの調節が可能な「トラバーシングブリッジ」にて固定されています
堅牢なスチール
1985年よりすべてのステンレスモデルには「904Lスチール」という超合金が使われ、防水・防塵仕様のオイスターケース・リューズ・スクリューバックが実現
高いコストがかかるこの素材をロレックスは自社工場で製造・供給し、研磨を施せば購入時の美しさが戻ります
904Lスチール製のツインロックリューズは二重密閉構造になり、水やホコリからムーブメントを守っています
高い精度を実現
キャリバー3121ムーブメントは、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を受け、さらにその基準を上回る日差-2秒~+2秒の精度を出します
かつてはこの制度も緩やかなものであったため、「SUPERLATIV CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」と表記することで、公式に認められた高精度クロノメーターであることを示し他メーカーとの差別化を意図としています
このムーブメントには5年間もの長期保証がつけられ、2015年7月以降に販売されたモデルが対象になります
仕様
メーカー | ロレックス |
モデル | エクスプローラー |
リファレンス | 214270 |
文字盤 | ブラック |
ケースサイズ | 39ミリ |
素材 | ステンレススチール |
防水 | 100m |
ムーブメント | キャリバー 3132 |
振動数 | 28,800 |
パワーリザーブ | 48時間 |
機能 | イージーリンク |
参考価格 |
2016年 改良
バーゼルワールドにて2点改良されたエクスプローラーが発表されました
- インデックスの数字はブラックアウト仕様だったものが、クロマライト夜光を搭載したインデックスへの変更
- 針が太く・長くなりました
これにより、更なる視認性が確保されたことになります
Ref.214270
ブラックアウトのインデックスが特徴的な214270
機能・内部仕様などをパワーアップしながらも、シンプルなフォルムは変わらず人気のモデルですね
スポーツモデルの高騰は今までにないほど実感していただけると思いますので、査定だけでもお気軽にご利用下さい