ヴァシュロン・コンスタンタン クロノメーター ロワイヤル

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1755年にジャン=マルク・ヴァシュロンによって創業された、世界最古の「マニュファクチュール」メーカーである「ヴァシュロン・コンスタンタン」のロワイヤルを買取させていただきました

目次

VACHERON CONSTANTIN

時計メーカーは時代の変化や世界情勢の影響を受け、創業家の手を離れてしまうことがありますが、200年以上に渡り創業家一族の手でブランドを守り続けているのがヴァシュロン・コンスタンタン

その一つ目の作品は当時主流だった懐中時計といわれていて、それを示すのが精巧な装飾が施されたムーブメントに刻印された「J・M・VACHERON(ジャン=マルク・ヴァシュロン)」の刻印

 

そして月日が流れ1819年になると、3代目ヴァシュロンが優秀なビジネスマンである「フランソワ・コンスタンタン」とパートナーシップを結ぶことにより、名前が「ヴァシュロン&コンスタンタン」へと変更されました

1880年に入ると有名なロゴである「マルタ十字」が誕生し、この元になったのがかつてムーブメントに使われていた部品から着想したものであり、ロゴはスイス連邦知的財産庁に登録されています

 

その後はレディースの腕時計を発表するなど次々に新しいことに取り組み、1901年になると「ジュネーブシール」と呼ばれる非常に厳格な認証制度をクリアしました

1929年には、クロノグラフ・永久カレンダー・グランソヌリ/プチソヌリ付きのミニッツリピーターを凝縮した、グランドコンプリケーション・ポケットウォッチを開発し、1955年になると200周年を記念して造られた超薄型手巻きムーブメントを搭載したモデルは、その厚みがわずか1.64ミリとされ、キャリバー1003はジュネーブシールの認定も受けています

 

1968年には自動巻きの薄型化に成功し、キャリバー1120の厚さは2.45ミリとなり、卓越した技術を持つことが証明されています

1977年には、222周年を記念し大人気モデルである「オーヴァーシーズ」の前身モデル「コードネーム222」を発売し、1996年発表のオーヴァーシーズに繋がっていきます

その間にも、世界最薄のミニッツリピーターを開発し、厚さ3.28ミリのキャリバー1755を搭載したモデルが200本限定で登場しました

 

その後、250周年を記念したモデルやワールドタイムを搭載したモデルなどを発表し、2015年には世界一の複雑機構を持つとして「Ref.57260」が登場し、ジュネーブシールの認定を受けたポケットウォッチとして発表されました

その複雑機構の搭載数は驚異の57個で、文字盤は2つになっています

Goldケース

ゴールドで造られたことを示す※ホールマーク(セントバーナード)と750の刻印がされています

※ホールマークとは14世紀頃、英国の貴金属細工業者の組合が品質の保証の為に設けられマークで、会館(Hall)で行われていたことが語源になっています

このホールマークは国や素材よって変わり、女神や鷲といった刻印もあります

マルタ十字

オリジナルの尾錠はマルタ十字の一部が彩られ、内側には750・ホールマークが刻印されているのが確認できます

オリジナルバンドが綺麗に残されていました

そして革ベルトのモデルは定期的にベルト交換をする必要があるため、何らかの理由でオリジナルの尾錠を紛失されている方もおられるので、時計としての評価が落ちますがこのようにオリジナルが残されていれば評価は高くなります

付属品も重要

ギャランティーや解説書などはありませんでしたが、スイス公認クロノメーター検査協会(C.O.S.C)の認定書・箱がある状態でした

始まりは1907年

クロノメーター・ロワイヤルの元祖は懐中時計

1907年にその名が商標登録され、その堅牢性と高精度が高く信頼されたため記録的なヒットモデルになったといわれています

また、富裕層向けに造られたこともあってか、「ロワイヤル」とは一般的に王家を意味しています

ヴァシュロン・コンスタンタン

世界三大時計メーカーに数えられるだけあって、クロノメーター取得ムーブメントを搭載し気品溢れるフォルムも楽しむ事ができます

シャープな針や全体のバランスが秀逸で、時計に対する情熱が伝わる一本だと思います

また、付属品がありオリジナルの尾錠・革バンドであることも査定において重要なポイントでした

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