ロレックス GMTマスターの買取価格が定価超え!

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目次

GMTマスター2 Ref.16710

ロレックスのスポーツモデルは軒並み高騰していて、その中でもかなりの相場上昇となった「GMTマスター2」を買取させていただきました

このモデルは1と2が混在して販売されていたため、外観で分かりやすく区別できる特徴として、それぞれのベゼルカラーが用意されました

マスター1は、黒×黒・青×赤
マスター2は、黒×赤

このように区別されていましたが、1999年に機能面で劣るマスター1の生産が終了されると、カラーが引き継がれる事となりマスター2は3色展開となりました

 

異なる時間帯

このモデルは異なる場所の時刻を表示できるGMT機構がその特徴です

元々は、国際線のパイロットが瞬時に時刻を把握できるように依頼された事がきっかけですが、海外旅行を楽しむ富裕層向けにコンビ・無垢モデルも登場しています

なお、マスター1は第2ヶ国、マスター2は第3ヶ国の時刻を表示できるようになっていますので、製造は上位モデルのマスター2に切り替わりましたが、カレンダーのクイックチェンジができるのはマスター1となっています

 

GMTの使い方

準備

まずは、現在の時刻として日本時間で22時10分に時刻を合わせ、ベゼルにある▽を12時に持ってきます

午前と午後の区別は、赤色のGMT針が指すベゼル上の数字を見てみると、22時という事が分かります

第2の時刻

それでは仮にロシアのモスクワを例にとってみます

日本との時差は-6時間ですので、短針を6時間戻します

この画像を見ると

  • 日本時間はGMT針が指すベゼルの数字ですので、22時10分となります
  • モスクワの時間は短針を読みますので、16時10分となります

 

第3の時刻

さらに、先程の状態から第3ヶ国の時刻を表示させます

今度は、日本との時差が-2時間であるタイの時刻を見てみます

短針はそのままで、GMT針とベゼルの数字を使いますので、回転ベゼルを右に2時間分回します

こちらが第3ヶ国の時刻を表している状態になります

  1. 短針は先程から動かしていないので、モスクワは16時10分になります
  2. GMT針が示すベゼルの数字は20ですので、タイは20時10分になります
  3. 最後に日本時間は、文字盤の一周を24時間として把握すると、22時10分であることが分かります
3番の補足
文字盤一周を24時間とするには、文字盤上の1時間を2時間として見る必要があります。そのためGMT針が指す文字盤上の11時は、掛ける2となり22時という事が分かります。
 第3ヶ国まで表示できるのは短針が独立して動かせるためで、マスター1は針と連動するため第2ヶ国までとなっています

 

仕様詳細

クロノメーター

高精度の証である、スイス公認クロノメーター検査協会の認定を受けたムーブメント

15日間に渡り、5つの姿勢差と3つの温度で検査を行い、日差-4秒~+6秒の範囲に収める必要があります

表記は「公式に認められた高精度クロノメーター」になります

 

また、6時位置には放射性物質であるトリチウムを夜光に使っている事を表す表記がありますが、25マイクロキュリー以下に抑えられている事から、人体に影響を及ぼす恐れは少ないと言われています

また製造から20年以上経っているため、光る事はありません

 

リューズ

ツインロックリューズが用いられ、防水性能は100mと十分なスペックを持っていますが、定期的にパッキンの交換をしていない個体は注意が必要です

王冠の下には横棒が入っていて、主にステンレスで製造されたモデルに入れられます

 

ステンレススチール

数十年前のロレックスがまだまだ現役なのは、早くから素材の選定に力を入れたことが挙げられます

その素材は「904Lスチール」と呼ばれ、強度や研磨性に優れていることから、1985年から今日に至るまで全てのステンレスモデルに採用されています

しかし、ネックになるのが製造コストで、設備に大きな費用がかかるため採用している時計メーカーはロレックスぐらいだと思われます

 

年代による仕様の変化

時が経つにつれマイナーチェンジが行われてきました

まず、ケースサイドの横穴は、本体とブレスを繋いでいるバネ棒を外すことができる穴になります

改良後は、穴が塞がれ裏側から外せるように変更されました

 

ブレスに関してはフラッシュフィットが改良され、ブレス中央のコマ(バネ棒が通るコマ)がこちらの分離型から一体型へと変更されました

 

いずれも年式により変化していきましたので、高年式の方が仕様が新しいため買取価格が高くなります

 

仕様

メーカー ロレックス
モデル GMTマスター2
リファレンス 16710
文字盤 ブラック
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3185
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 GMT機構
参考価格

 

こちらのモデルにはキャリバー3185が搭載されていますが、後期に発売されたものの中にはキャリバー3186が搭載されているものがあります

このムーブメントは、2007年に発売されたRef.116710LNに搭載されたものですので、イレギュラーな個体として高い価値が付けられています

 

さらにモデル表記が「Ⅱ」のように離れたものは、スティックダイアルと呼ばれ付加価値が付けられています

 

重要な事

年式による仕様の違いや、ベゼルカラーも価格に響くポイントですが、他にかなり重要な事があります

 

それは、ロレックス発行の「保証書の有無」です

 

もちろん期限が残っているものはありませんので、日付は全く気にしていただくて大丈夫です

これがあるのとないのでは大きく査定に違いが出ますので、残しておられる方は必ず一緒にお持ち下さい!

 

その他にも、ベルト調整をされた時のコマや箱などの付属品も査定に入ります

定価超え

Ref.16710の当時の定価は50万円台でしたが、現在の買取価格はこの額を遥かに超えています

仕様やカラー・付属品により大きく金額が変動しますが、高く買取できる事に変わりはありません

 

もちろん、買取だけでなく質預かりでご融資できる金額も増えていますので、オンラインやお電話でお気軽にお問合せ下さい

 

ご利用の地域

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